![]() 変形を矯正する方法および装置
专利摘要:
椎骨に脊柱整列装置を取り付けるアダプタは、椎弓根に取付け可能なポスト(700)を受け取る管腔部(612)を画定する第1の部分(602)と、第1の部分の一方側(614)に動かないように取り付けられた第1の端部と、第1の部分から遠位側に位置する第2の端部(620)とを含む中間部分(606)と、ボルト(608)とを含む。ボルトの近位端は、中間部分の第2の端部に回転可能に結合され、ボルトの遠位端は、脊柱整列システムの部分を形成するロッド(2208)のホルダ(1600)に接続するためのコネクタ(610)を含む。 公开号:JP2011511697A 申请号:JP2010546846 申请日:2009-02-09 公开日:2011-04-14 发明作者:ジャスティス,ジェフ・アール;ヤング,ジョン・スチュアート 申请人:ウォーソー・オーソペディック・インコーポレーテッド; IPC主号:A61B17-58
专利说明:
[0001] 本発明は、変形を矯正する方法および装置に関する。] 背景技術 [0002] 人間の解剖学的構造において、脊柱は、引張荷重および圧縮荷重を受けることがある全体的に可撓性の柱(colunm)である。脊柱はさらに、屈曲運動を可能にし、腱、筋肉および靱帯に結合場所を提供する。脊柱は一般に、4つの部分、すなわち頸椎、胸椎、腰椎および骨盤椎に分割される。骨盤椎は一般に仙骨および尾骨を含む。脊柱のこれらの部分は、椎骨と呼ばれる個々の骨からなる。さらに、椎骨は、隣接する椎骨間に位置する椎間板によって分離される。] [0003] 脊柱の不整列は、患者の生活の質を低下させる深刻な、時に肢体不自由の原因となる問題を引き起こすことがある。具体的には、遺伝的欠損および脊柱の損傷が、脊柱側湾につながることがある。このような状態が、椎間板または関節突起間関節の変性など、別の損傷につながることもある。その結果、変形が最初は肢体不自由の原因になるようなものでない場合でも、時が経つにつれて、その変形が、肢体不自由を引き起こすこともある。このような変形を矯正するためには、一般に手術が行われる。] [0004] しかしながら、このような手術は、大きな切開および組織の広範囲な後退を利用する傾向がある。多くの一般的な手術では、手術中に筋肉および靱帯組織を後退させ、または外科的に分離し、その後、再付着させる。その結果、このような手術では、回復時間が長くなり、患者が不快感を覚え、感染の危険が増大し、費用が高くなる。] 発明が解決しようとする課題 [0005] そのため、脊柱の手術を実行する改良型の装置および方法が望ましいと言える。] 課題を解決するための手段 [0006] 添付図面を参照することにより、本明細書の開示をよりいっそう理解することができ、その多数の特徴および利点を当業者に対して明らかにすることができる。] 図面の簡単な説明 [0007] 脊柱の一部分の側面図である。 隣接する一対の椎骨の側面図である。 椎骨の上面図である。 椎骨の異常な平行移動および回転のために椎骨の自然位置および整列が変化した側湾脊柱を示す図である。 椎骨の前後方向軸が非共面配置にある側湾脊柱を示す図である。 椎弓根ポストおよびアダプタの透視図である。 アダプタに結合された椎弓根ポストの透視図である。 アダプタの透視図である。 アダプタの平面図である。 アダプタの上面図である。 アダプタの下面図である。 図10の線12−12に沿って切ったアダプタの断面図である。 ホルダおよびナットの側面図である。 ナットの平面図である。 図14の線15−15に沿って切ったナットの断面図である。 ホルダの側面図である。 ホルダの正面図である。 図17の線18−18に沿って切ったナットの断面図である。 ナットおよびホルダの正面図である。 図19の線20−20に沿って切ったナットおよびホルダの断面図である。 図20の詳細21の詳細図である。 マルチポイント矯正システムの平面図である。 脊柱矯正システムの透視図である。 脊柱の変形を治療する方法を示す図である。 さまざまな整列段階のうちの1つの整列段階における側湾脊柱および矯正システムを概略的に示す図である。 さまざまな整列段階のうちの1つの整列段階における側湾脊柱および矯正システムを概略的に示す図である。 さまざまな整列段階のうちの1つの整列段階における側湾脊柱および矯正システムを概略的に示す図である。 さまざまな整列段階のうちの1つの整列段階における側湾脊柱および矯正システムを概略的に示す図である。 さまざまな整列段階のうちの1つの整列段階における側湾脊柱および矯正システムを概略的に示す図である。 さまざまな整列段階のうちの1つの整列段階における側湾脊柱および矯正システムを概略的に示す図である。 例示的な手術キットを示す図である。] 図10 図14 図17 図19 図20 実施例 [0008] 異なる図面で使用されている同じ参照符号は、同様のまたは同一の品目を指す。 特定の一実施形態では、脊柱の変形を矯正するシステムが、椎弓根システム、アダプタおよびマルチポイント整列システムを含む。一例では、椎弓根システムが、椎弓根の表面から延びる椎弓根ポスト(post)に結合された椎弓根ねじまたは他の椎弓根結合装置を含む。アダプタは、椎弓根ポストを受け取る開口を画定する受取り部分を含む。一例では、受取り部分が、椎弓根ポストと結合するクイックリリース機構を含む。さらに、アダプタは、ホルダおよびナットと係合するねじ付き継手などのピボット回転可能な継手を含むことができる。ホルダは、マルチポイント整列システムの構成要素を保持するように構成することができる。] [0009] 他の例では、方法が、椎弓根に椎弓根ポストを結合するステップと、椎弓根ポストにアダプタを結合するステップと、アダプタにホルダを結合するステップと、椎骨を整列させるステップとを含む。患者の椎骨に2つ以上の椎弓根ポストを結合することができる。脊柱に圧力を加え、椎骨を整列させるため、アダプタおよびホルダを使用して、それぞれの椎弓根ポストを相互接続することができる。] [0010] 関連する解剖学的構造の説明 最初に図1を参照すると、100で示された脊柱の一部分が示されている。示されているとおり、脊柱100は、腰部102、仙骨部104および尾骨部106を含む。脊柱100はさらに頸部および胸部を含む。議論を明瞭かつ平易にするため、頸部および胸部は示されていない。] 図1 [0011] 図1に示されているように、腰部102は、第1の腰部椎骨108、第2の腰部椎骨110、第3の腰部椎骨112、第4の腰部椎骨114および第5の腰部椎骨116を含む。仙骨部104は仙骨118を含む。さらに、尾骨部106は尾骨120を含む。] 図1 [0012] 図1に示されているとおり、第1の腰部椎骨108と第2の腰部椎骨110の間には第1の腰部椎間板122が位置する。第2の腰部椎骨110と第3の腰部椎骨112の間には第2の腰部椎間板124が位置する。第3の腰部椎骨112と第4の腰部椎骨114の間には第3の腰部椎間板126が位置する。さらに、第4の腰部椎骨114と第5の腰部椎骨116の間には第4の腰部椎間板128が位置する。さらに、第5の腰部椎骨116と仙骨118の間には第5の腰部椎間板130が位置する。] 図1 [0013] 特定の一実施形態では、椎骨(例えば椎骨108、110、112、114および116)が整列していないか、側湾している場合、本明細書に記述した実施形態のうちの1つまたは複数の実施形態に従ってその脊柱を治療することができる。] [0014] 図2は、隣接する2つの椎骨、例えば図1に示された腰部椎骨108、110、112、114、116のうちの2つの椎骨の詳細側面図を示す。図2は、上椎骨200および下椎骨202を示す。示されているように、椎骨200、202はそれぞれ、椎体204、上関節突起206、横突起208、棘突起210および下関節突起212を含む。図2はさらに、上椎骨200と下椎骨202の間の椎間板216を示す。] 図1 図2 [0015] 図3を参照すると、椎骨、例えば下椎骨202(図2)が示されている。示されているとおり、下椎骨202の椎体204は、皮質骨からなる皮質縁302を含む。さらに、椎体204は、皮質縁302内に海綿骨304を含む。皮質縁302はしばしば骨端縁または骨端輪と呼ばれる。さらに、海綿骨304は、皮質縁302の皮質骨よりも軟かい。] 図2 図3 [0016] 図3に示されているように、下椎骨202はさらに、第1の椎弓根306、第2の椎弓根308、第1の椎弓板310および第2の椎弓板312を含む。さらに、下椎骨202内には椎孔314が画定されている。椎孔314を通って脊髄316が延びる。さらに、脊髄316から、第1の神経根318および第2の神経根320が延びる。] 図3 [0017] 脊柱を構成する椎骨は、脊柱の頸領域から腰領域にまで及ぶため、わずかに異なる外観を有する。しかしながら、第1および第2の頸部椎骨を除く椎骨は全て同じ基本構造、例えば図2および図3に関して上で説明した構造を有する。第1および第2の頸部椎骨は、頭蓋を支持するために、残りの椎骨とは異なる構造を有する。] 図2 図3 [0018] 図4および5を参照すると、いくつかの椎骨Vを含む側湾脊柱が示されている。側湾脊柱では、(矢印Rによって示された)椎骨の異常な回転および(矢印Tによって示された)椎骨の異常な平行移動のために、椎骨Vの自然位置および整列が変化している。その結果、正常ならば共通の平面P(すなわち矢状面)内に位置する椎骨Vの前後方向軸A−Pが、同一の平面上にない(すなわち複数の平面に沿って延びる)。さらに、側湾脊柱では胸部脊柱が一般に前湾し、それにより胸部椎骨の前後方向軸A−Pが異常な発散を示すことになる。] 図4 [0019] アダプタの説明 図6および7を参照すると、アダプタ600は、椎弓根ポスト700に結合するように構成される。アダプタ600は、近位端604に位置する結合部分602と、中間部分606と、ボルト608などの遠位端610に位置するコネクタとを含むことができる。ホルダ1600はロッドと係合するように構成され、ナット1400などの第2のコネクタは、図7に示されているように、ホルダ1600を、ボルト608などのコネクタに固定することができる。] 図6 図7 [0020] 結合部分602は、椎弓根ポスト700と係合する管腔部(lumen)612を含むことができる。椎弓根ポスト700は、遠位端704にヘッド702を含むことができる。ヘッド702は非円形の形状を有することができ、くぼみ706を含むことができる。管腔部612は、椎弓根ポスト700のヘッド702に対して相補形の非円形の形状を有することができる。図7に示されているように、結合部分602は椎弓根ポスト700と係合することができる。] 図7 [0021] 図8、図9、図10および図11を参照すると、アダプタ600がより詳細に示されている。一例では、結合部分602が、中間部分606と結合する取付け部分614を有することができ、管腔部612を画定するケージ(cage)部分616を有することができる。さらに、ケージ616は複数の側面開口618を含むことができる。図7に示されているように、管腔部612は、椎弓根ポスト700を受け取るように構成される。具体的には、椎弓根ポスト700がアダプタ600の結合部分602と係合すると、アダプタ600と椎弓根ポスト700の軸方向と回転方向の両方向の相対移動が制限される。] 図10 図11 図7 図8 図9 [0022] 中間部分606をボルト608に回転可能に結合することができる。例えば、ボールソケット形継手620を使用して、中間部分606をボルト608に結合することができる。一例では、ボルト608が1軸を軸に回転することができる。あるいは、ボルト608は2つ以上の軸を軸に回転することもできる。代替実施形態も予想されるが、この特定の実施形態では一般に、ボルト608が、ねじ付きコネクタを有するように示される。あるいは、他のタイプのコネクタを使用することもできる。] [0023] 図9に示されているように、アダプタ600は、管腔部軸622、中間軸624およびボルト軸626を有することができる。示された例では、管腔部軸622と中間軸624を平行にすることができる。あるいは、中間軸624を管腔部軸622に対して斜めにすることもできる。さらに、ボルト軸626は、玉継手620のところで中間軸624と交差することができ、ボルト軸626が中間軸624に対して平行になり、または平行にならないようにピボット回転することができる。] 図9 [0024] 図10に示されているように、管腔部612は非円形とすることができ、弓形部分628、630および直線部分632、634を有することができる。管腔部612は、椎弓根ポスト700のくぼみ706と相互作用するように構成されたこぶ(nub)636、638を有することができる。図11および図12に示されているように、こぶ636は、管腔部612内の近位端604の近くに、管腔部軸622と整列させて配置することができる。] 図10 図11 図12 [0025] さらに、クイックリリースコネクタが椎弓根ポスト700と係合し、椎弓根ポスト700を所定の位置に保持することができる。例えば、クイックリリースコネクタは、結合部分602のケージ616に取り付けられたリリースボタン622を含むことができる。図11に示されているように、押しボタンリリース622は、管腔部612内へ延びて、椎弓根ポスト700とリリース可能に係合するノジュール(nodule)650を有する。押しボタンリリース622は、押しボタンリリース622を係合位置へ付勢するばね638を含み、図8に示された指接触域640に加えられた力が、押しボタンリリース622をばね638に対して付勢し、結合部分602の管腔部612からノジュール650を引き出し、接続された椎弓根ポスト700を解放する。] 図11 図8 [0026] ホルダおよび第2のコネクタの説明 図13から21を参照すると、ホルダ1600、およびナット1400などの第2のコネクタが示されている。示された実施形態では、第2のコネクタが一般に、ナットとして示されるが、ボルト608とともに使用されるタイプの代替コネクタと係合することができる代替実施形態も予想される。図14に示されているように、ナット1400は、近位端1402、遠位端1404およびナット軸1406を有することができる。近位端1402から出発して、ナット1400は、ホルダ接触部分1408、刻み付き部分1410および工具係合部分1412を含むことができる。刻み付き部分1410は、菱形パターン、一連の直線リッジ(ridge)または螺旋形パターンを有することができる。一般に、刻み付きパターンは、なめらかな表面よりも良好なグリップ(grip)を提供することができる。工具係合部分1412は、工具と係合することができる形状に形成することができる。例えば、工具係合部分1412は、ナット回し、レンチなどの工具と係合するように適合された正方形、六角形または八角形の断面を有することができる。] 図13 図14 [0027] 図15に示されているように、ナット1400は、近位端1402に位置するホルダ係合管腔部1414、および刻み付き領域1410内へ延びるねじ付き管腔部1416を含むことができる。ねじ付き管腔部1406は、アダプタ600のボルト608と係合することができる。] 図15 [0028] 図16に示されているように、ホルダ1600は、近位端1602および遠位端1604を有するボディ1606を含むことができる。ボディ1606から、上アーム1608および下アーム1610が延びることができる。上アーム1608は上シート(seat)1612を含むことができ、下アーム1610は下シート1614を含むことができる。上シート1612と下シート1614の間にロッド係合領域1616を画定することができる。ボディ1606は、遠位端1604に、ナット接触領域1618を含むことができる。] 図16 [0029] 図18に示されているように、ホルダ1600は、ボディ1608を通って近位端1602から遠位端1604まで延びる管腔部1620を含むことができる。管腔部1620は中心軸1622を有することができる。ホルダ1600はさらに、上アーム1608と下アーム1610の間にスロット1624を含むことができる。スロット1624は、ロッド係合領域1628からボディ1606内へ延び、管腔部1620を横切ることができる。特定の例では、スロット軸1626を、管腔部1620の中心軸1622に対して垂直にすることができる。] 図18 [0030] さらに、ボディ1606は、近位端1602に、凹形受取り面1630を含むことができる。例えば、凹形受取り面1630は、ボルト608のボールソケット形継手1620およびアダプタ600の中間部分606と接触し、少なくとも1軸についてアダプタ600に対する回転運動を可能にするように構成することができる。一例では、ボディ1606の凹形受取り面1630によって、ホルダ1600が、1つまたは複数の軸に沿ってなど、アダプタ600に対して回転運動することができる。] [0031] 図20に示されているように、ホルダ1600のナット接触領域1618は、ナット1400のホルダ係合管腔部1414と係合することができる。ナット1400は、ホルダ係合管腔部1414内の溝1420と係合したホルダ係合リング1418を含むことができる。図21に詳細に示されているとおり、ホルダ係合リング1418はさらに、ナット接触領域1618のチャネル1628と係合して、ナット1400をホルダ1600に固定し、同時にナット1400が、ホルダ1600の中心軸1622を軸に回転することを可能にすることができる。] 図20 図21 [0032] 図20に戻ると、ナット1400とホルダ1600が係合すると、ホルダ1600の管腔部1618は、ナット1400のねじ付き管腔部1414と整列する。アダプタ600のボルト608は、ホルダ1600の管腔部1618内に延び、ナット1400のねじ付き管腔部1414とねじ式に係合することができる。ナット1400によってボルト608が係合することによって、ホルダ1600上、特にアーム1608および1610上に圧縮力を生じさせることができ、アーム1608と1610を互いに近づけ、上シート1612と下シート1614の間にロッドを潜在的に固定することができる。] 図20 [0033] マルチポイント矯正システムの説明 具体的には、アダプタ600、ナット1400およびホルダ1600を使用して、椎弓根取付けシステムを、脊柱の湾曲を矯正するマルチポイント矯正システムに結合することができる。例えば、複数の椎骨に複数の椎弓根ポスト700を固定することができる。これらの椎弓根ポスト700に複数のアダプタ600を結合することができ、椎弓根ポスト700はそれぞれ、アダプタ600の1つに係合される。これらのアダプタ600を、ホルダ1600およびナット1400を使用して、マルチポイント矯正システムに結合することができる。] [0034] 全般的な原理を示すため、図22は、マルチポイント矯正システム2200の図を含む。マルチポイント矯正システム2200は、脊柱の治療において使用することができ、より具体的には、脊柱の変形を低減させるために使用することができる。マルチポイント矯正システム2200を使用して、例えば脊柱側湾などの脊柱の異常な湾曲を治療することができる。あるいは、マルチポイント矯正システム2200を使用して、脊柱後湾変形および脊柱の他の異常な湾曲を含む他の脊柱変形を治療することもできる。] 図22 [0035] マルチポイント矯正システム2200は、1つまたは複数の空間平面に沿って、椎骨を、その正常な生理学的位置および向きに向かって再配置し、または再整列させるように構成することができる。脊柱の3つの全ての空間平面において、脊柱変形が系統的に低減され、それにより、手術時間が短縮される傾向が生じ、結果が改善されることが好ましい。] [0036] 一実施形態では、マルチポイント矯正システム2200が一般に、いくつかの椎骨に結合するように適合された複数の共面ロッド2202と、共面ロッド2202間に延び、共面ロッド2202と係合した第1の横断ロッド2204と、共面ロッド2202間に延び、共面ロッド2202と係合した第2の横断ロッド2206とを含む。] [0037] 共面ロッド2202はそれぞれ概ね縦軸Lに沿って延び、近位部分2202aと、反対側の遠位部分2202bとを含む。第1の横断ロッド2204は、概ね第1の横断軸T1に沿って延び、共面ロッド2202と係合し、第2の横断ロッド2206は、概ね第2の横断軸T2に沿って延び、同様に共面ロッド2202と係合する。第1の横断ロッド2204は共面ロッド2202の遠位部分2202bと係合して、それらの遠位部分2202bを、第1の横断軸T1に沿って概ね整列した状態に維持する。第2の横断ロッド2206は、共面ロッド2202の軸に沿って、遠位部分2202bに隣接するある位置から、近位部分2202aに向かって近位方向に変位し、その結果、近位部分2202aが、第2の横断軸T2に沿って概ね整列するように配置される。共面ロッド2202は椎骨に作用し、椎骨の平行移動と回転運動の両方によって脊柱の変形を低減させ、椎骨の前後方向軸A−Pは、異常な状態すなわち非共面状態から、椎骨の前後方向軸A−Pが実質的に、矢状面などの共通の平面P内に配置された矯正された状態すなわち共面状態に遷移する。] [0038] 特定の一実施形態では、図23が、アダプタ600を介してマルチポイント矯正システム2200に結合された椎弓根ポスト700を示す。示された実施形態では、それぞれの椎骨に、2つの椎弓根ねじ2302を挿入することができる。これらの椎弓根ねじ2302のそれぞれに、椎弓根ポスト700を取り付けることができ、椎弓根ポスト700のヘッド702に、アダプタ600を取り付けることができる。アダプタ600のボルトに、ナット1400およびホルダ1600をねじ式に取り付けることができ、ホルダ1600に冠状ロッド2208を、動かないように結合することができる。具体的には、単一の椎骨に関連した椎弓根ポスト700にアダプタ600を介して結合されたホルダ1600間に、それぞれの冠状ロッド2208が延びることができる。例えば、椎骨は2つの椎弓根を有する。それぞれの椎弓根に椎弓根ポスト700を取り付けることができ、その椎弓根ポスト700を、アダプタ600を介してホルダ1600に結合することができる。その椎骨に関連した2つのホルダ1600間に、冠状ロッド2208が延びることができる。特定の一例では、冠状ロッド2208が、ホルダ1600のアーム間への冠状ロッドの挿入を助けるハンドル2210を含むことができる。] 図23 [0039] 一実施形態では、これらの冠状ロッド2208に共面ロッド2202を取り付けることができる。共面ロッドは、冠状ロッドに取り付けるための継手2214を含むことができ、縦スロット2212を含むことができる。例えば、共面ロッド2202は、冠状ロッド2208に対して垂直に延びることができ、それぞれのロッド2208を固定するホルダ1600間に配置することができる。共面ロッド2202の遠位部分2202bに第1の横断ロッド2204を挿入することができ、共面ロッド2202の近位部分2202aに第2の横断ロッド2206を配置することができる。] [0040] 脊柱を治療する方法の説明 図24を参照すると、脊柱を治療する方法が示されている。2402に示されているように、椎骨の椎弓根に椎弓根ねじを挿入することができる。椎弓根ねじは例えば、背部の小さな切開部を通して挿入することができる。一般に、椎骨の椎弓根の上の位置に小さな切開部を切り、椎弓根にタップでくぼみを形成し、椎弓根のくぼみに椎弓根ねじをねじ込む。一例では、椎弓根ねじを椎弓根にねじ込むときに、ガイドワイヤを使用して、椎弓根ねじを配置し、椎弓根ねじの向きを定めることができる。あるいは、ガイドワイヤを使用せずに椎弓根に椎弓根ねじをねじ込むこともできる。] 図24 [0041] 2404に示されているように、この椎弓根ねじに椎弓根ポストを取り付けることができる。椎弓根ポストは、体外の点から椎骨を操作する延長部分の役目を果たすことができる。具体的には、椎弓根ポストは、椎骨の向きおよび位置を操作するのに使用することができるレバーアームを構成することができる。また、椎骨に取り付けられた2つの椎弓根ポストは、脊柱の平面に対する椎骨の向きを変化させるために互いに対して操作することができる2つのレバーアームを構成することができる。] [0042] 2406に示されているように、この椎弓根ポストにアダプタを結合することができ、2408に示されているように、このアダプタを冠状ロッドに接続することができる。アダプタは例えば、クイックリリース接続を使用して椎弓根ポストの遠位端に結合することができる。具体的には、アダプタは、椎弓根ポストを固定して、椎弓根ポストに対するアダプタの相対運動、例えば軸方向および回転方向の相対運動を限定することができる。さらに、アダプタのボルトにホルダおよびナットをねじ式に取り付け、これらを締め付けて、それぞれ単一の椎骨に関連した冠状ロッドを動かないように結合することができる。一例では、複数の椎骨を操作することができるように、2402から2408に示されたようなステップを繰り返すことができる。例えば、外科医は、複数の椎骨に複数の椎弓根ねじを挿入し、続いて、複数の椎弓根ねじに複数の椎弓根ポストを取り付けることができる。あるいは、外科医は、1つの椎骨に対して2402から2408に示されたステップを実行し、次いで、別の椎骨に対して2402から2408に示されたようなステップを繰り返すことができる。] [0043] 2410に示されているように、これらの冠状ロッドに共面ロッドを取り付けることができる。異常な湾曲を有する脊柱では、これらの共面ロッドが整列しないことがある。具体的には、共面ロッドは冠状ロッドに対して垂直に延びる。2412に示されているように、共面ロッドのスロット2212を通して第1の横断ロッドを挿入することができる。共面ロッドの遠位端に第1の横断ロッドを挿入するのに十分な程度に共面ロッドが整列するまで、椎骨の整列を操作することができる。] [0044] 2414に示されているように、共面ロッドの遠位端に第2の横断ロッドを挿入することができる。特定の例では、第1の横断ロッドのすぐ下に共面ロッドを通して第2の横断ロッドを挿入することができる。2416に示されているように、共面ロッド内の軸方向チャネルに沿って、第2の横断ロッドを、共面ロッドの近位端に向かって前進させることができる。第2の横断ロッドを脊柱に向かって前進させることは、共面ロッドを強制的に整列させ、脊柱の湾曲を矯正するように作用する。2418に示されているように、椎弓根ねじを通して固定要素を配置するなどによって、椎骨をその場に固定する。一例では、この固定要素を、整列した椎骨の相対位置をしっかりと固定するロッドまたは梁とすることができる。あるいは、固定要素を、椎骨のある程度の相対移動を許すワイヤまたはテザー(tether)とすることもできる。] [0045] 固定要素を挿入した後、2420に示されているように、マルチポイント矯正システムを分解し、椎弓根ポストから取り外すことができる。さらに、2422に示されているように、椎弓根ポストを椎弓根ねじから取り外すことができる。2424に示されているように、この方法は、組織を元の位置に戻し、手術部位を閉じることで終了となる。] [0046] 全般的な手順をさらに示すため、図25から30は、図24のプロセスステップ2410から2416の概略図を示す。簡単にするため、共面ロッド2202は、椎骨に直接に結合しているように示されている。しかしながら、共面ロッド2202は、椎弓根ポスト700、アダプタ600、ホルダ1600および冠状ロッド2208を含む上述の脊柱矯正システムを介して椎骨に結合することができる。] 図24 図25 [0047] 例えば、図24の2410に対応する図25は、異常な湾曲を有する脊柱において、共面ロッド2202が整列していない様子を示す。図4および5に関して上で論じられたように、側湾脊柱では、椎骨の異常な回転および平行移動のために、椎骨の自然な生理学的位置および整列が変化している。その結果、正常ならば共通の平面(すなわち矢状面)上に位置する椎骨の前後方向軸が、複数の平面に沿って延び、非共面状態にある。さらに、側湾脊柱では脊柱の胸領域が一般に前湾し、それにより前後方向軸間で発散する。] 図24 図25 図4 [0048] 図25を再び参照すると、当初、共面ロッド2202は、共面ロッド2202の縦軸が、椎骨の矯正されてない前後方向軸と実質的に共軸整列するように位置合わせされ、配置される。その結果、当初は、共面ロッド2202の縦軸Lが共通の平面Pに沿って互いに整列せず、その代わりに、非共面構成の複数の平面に沿って延びる。] 図25 [0049] 図24の2412に対応する図26に示されているように、共面ロッド2202の遠位部分2202bを引き合わせて、互いに概ね整列するようにし、共面ロッド2202のそれぞれのスロット2212の遠位端部分を通して、第1の横断ロッド2204を挿入する。遠位部分2202bの相互整列を容易にするため、外科医は、共面ロッド2202を手でつかみ、操作することができ、あるいは器具または工具を使用して、1つまたは複数の共面ロッド2202に横力またはねじり力を加えることができる。しかしながら、他の実施形態では、当初はスロット2212の近位端部分に比べて互いにより整列しているスロット2212の中心部分に横断ロッド2204を挿入することによって、遠位部分2202bを互いに概ね整列させることができる。スロット2212の中心部分に挿入した後、第1の横断ロッド2204をスロット2212内で軸に沿って遠位方向に変位させることができ、これによって、スロット2212を画定する共面ロッド2202の内面に横力が加わることにより、共面ロッド2202の遠位部分2202bが引き寄せられ、互いに概ね整列する。スロット2212内での第1の横断ロッド2204の軸方向変位を容易にするために、さまざまな器具を使用することができ、これらの器具については、第2の横断ロッド2206に関して後により詳細に論じる。手術用槌(surgical mallet)、スラップハンマ(slap hammer)を使用することによって、あるいは他の適当な工具または器具によって、スロット2212への第1の横断ロッド2204の最初の導入を容易にすることができる。] 図24 図26 [0050] 一般に、第1の横断ロッド2204は共面ロッド2202と協力して、概ね第1の横断軸T1(図22参照)に沿った遠位部分2202bの整列を維持する。第1の横断軸T1は矢状面Pに沿って延びることが好ましい。概ね第1の横断軸T1に沿った共面ロッド2202の遠位部分2202bの整列は、これに対応して、1つまたは複数の共面ロッド2202を回転させる。共面ロッド2202が回転すると、対応する椎骨に回転力が加わって、椎骨を、概ね横断面に沿って矢印Rの方向に減捻させる。減捻の方向は、治療対象の脊柱変形の特性に依存し、時計回り方向または逆時計回り方向に起こることがある。また、遠位部分2202bを互いに概ね整列させても、共面ロッド2202のうちの1つまたは複数のロッドは回転しないことがあり、その場合、対応する椎骨は回転に関して影響を受けない。共面ロッド2202の遠位部分2202bの整列は脊柱の変形を部分的に低減させるが、別の矯正を利用することもできる。] 図22 [0051] 図24の2414に対応する図27を参照すると、共面ロッド2202のそれぞれのスロット2212の遠位端部分の第1の横断ロッド2204に隣接する位置に、第2の横断ロッド2206を挿入することができる。スロット2212の遠位端部分は、第1の横断ロッド2204によって互いに概ね整列した状態に維持されているため、スロット2212への第2の横断ロッド2206の挿入が、共面ロッド2202をあまり操作しないことがある。しかしながら、手術用槌、スラップハンマを使用することによって、あるいは他の適当な工具または器具によって、スロット2212への第2の横断ロッド2206の導入を容易にすることができる。] 図24 図27 [0052] 図28から30は、図244の2416に対応する。図28に示されているように、互いに概ね整列した状態に遠位部分2202bを維持するため、第1の横断ロッド2204が実質的に動かない位置に留まっているときに、第2の横断ロッド2206を、共面ロッド2202のスロット2212内で、第1の横断ロッド2204から離れるように、矢印Aに沿って近位方向へ、概ね平面Pに沿って変位させる。スロット2212内での第2の横断ロッド2206の変位は、手術用槌、ロッドプッシャ(rod pusher)またはパースエーダ(persuader)、あるいは、第2の横断ロッド2206を、第1の横断ロッド2204から離れて近位方向にそらすために、第2の横断ロッド2206と第1の横断ロッド2204などの別の要素との間に係合させたディストラクタ装置(distracter device)を使用することによって容易にすることができる。スロット2212内で第2の横断ロッド2206を変位させるのに使用する工具または器具は手動で動かし、あるいはそれらに動力で動かすことができる。さらに、これらの工具または器具を制御された方法で一定量ずつ前進させて、共面ロッド2202のスロット2212内で第2の横断ロッド2206を一定量ずつ変位させることができる。このような一定量ずつの前進は、ラックピニオン型駆動、ラチェット駆動、ターンバックル機構、あるいは他の適当な駆動または前進機構によって提供することができる。] 図28 [0053] スロット2212内での第2の横断ロッド2206の滑動係合は、共面ロッド2202のスロット2212の内面に横力が加わることにより、共面ロッド2202を互いに向かって引っ張る。具体的には、スロット2212内で第2の横断ロッド2206を近位方向に変位させると、それに対応して、1つまたは複数共面ロッド2202が、第1の横断ロッド2204を軸に、矢状面Pに向かって回転する。共面ロッド2202が回転すると、対応する椎骨に回転力を加わって、椎骨を、概ね横断面に沿って矢印の方向にさらに減捻させ、この減捻は、上で論じたとおり、時計回り方向または逆時計回り方向に起こることがある。] [0054] さらに、スロット2212内での第2の横断ロッド2206の滑動係合(および第1の横断ロッド2204を軸とした共面ロッド2202の回転)はさらに、対応する椎骨に横力を与え、これにより、椎骨は、概ね冠状面に沿って、矢印Bまたは矢印Cの方向に相対的に平行移動する。椎骨の平行移動の方向は、治療対象の特定の脊柱変形に依存することがあり、矢印Bの方向または矢印Cのいずれかの方向、あるいは矢印Bの方向と矢印Cの両方の方向に起こることがある。スロット2212内で第2の横断ロッド2206を近位方向に変位させても、共面ロッド2202のうちの1つまたは複数のロッドは回転しないことがあり、その場合、対応する椎骨は、回転または平行移動に関して影響を受けない。矢印Rの方向の椎骨の減捻ならびに矢印BおよびCの方向の椎骨の平行移動は、横断面と冠状面の両方に沿った椎骨Vの不整列を低減させる。] [0055] 図29を参照する。共面ロッド2202のスロット2212内で第2の横断ロッド2206を近位方向にさらに変位させると、概ね横断面に沿った矢印Rの方向の椎骨の追加の減捻、ならびに概ね冠状面に沿った矢印BおよびCの方向の椎骨の追加の平行移動が起こる。図30を参照すると、第2の横断ロッド2206は、スロット2212内を、共面ロッド2202の近位部分2202aに隣接する位置までさらに変位している。この位置では、近位部分2202aが、第2の横断軸T2に沿って互いに概ね整列するように引っ張られる。第2の横断軸T2は、概ね矢状面Pに沿って配置され、概ね矢状面Pに沿って延びることが好ましい。共面ロッド2202の遠位部分2202bが、第1の横断ロッド2204によって、横断軸T1に沿って概ね整列した状態に維持され、近位部分2202aが、第2の横断ロッド2206の変位によって、第2の横断軸T2に沿って互いに概ね整列するように引っ張られると、共面ロッド2202の縦軸Lが、矢状面Pに沿って、共面関係で、互いに概ね整列するように配置される。共面ロッド2202が矢状面Pに沿って概ね整列すると、椎骨の前後方向軸A−Pが矢状面Pに沿って概ね整列し、それにより、冠状面と横断面の両方に沿った椎骨の不整列が矯正されることにより、脊柱の変形が低減する。] 図29 図30 [0056] 手術キットの説明 図31に示された例示的な一実施形態では、手術キット3100が、一組のアダプタ3102、一組のホルダ3104および一組のナット3106を含むことができる。キット3100はさらに、例えば椎弓根ねじ3108および椎弓根ポスト3110を含む一組の椎弓根システムを含むことができる。手術キット3100はさらに、一組の冠状ロッド3112、一組の共面ロッド3114、一組の横断ロッド3116またはこれらの任意の組合せを含むことができる。] 図31 [0057] 手術キット3100は包装し、滅菌することができる。例えば、それぞれの構成要素を、別々に、セットで、または任意の組合せで包装し、滅菌することができる。具体的には、構成要素はそれぞれ、高圧蒸気滅菌法などの高温技法によって滅菌することができる。また、構成要素はそれぞれ、エチレンオキシド暴露などの化学的技法、またはガンマ線放射技法などの照射技法によって滅菌することもできる。] [0058] 結論 上述の構造構成を有する脊柱矯正システムは、脊柱を治療し、脊柱の側湾変形に関連した1つまたは複数の症状を大幅に緩和しまたは最小限に抑えるために使用することができる装置を提供する。] [0059] 例示的な一実施形態では、アダプタが、椎弓根ポストを受け取る管腔部を画定する結合部分と、結合部分の一方側に動かないように取り付けられた第1の端部と、結合部分から遠位側に位置する第2の端部とを含む中間部分と、ボルトとを含む。ボルトの近位端は、中間部分の第2の端部に回転可能に結合され、ボルトの遠位端はコネクタを含む。] [0060] 例示的な他の実施形態では、脊柱整列システムが、複数の椎弓根アセンブリとマルチポイント整列システムとを含む。複数の椎弓根アセンブリのそれぞれの椎弓根アセンブリは、椎骨の椎弓根と係合する椎弓根ねじと、椎弓根ねじに結合し、椎骨に機械トルクを提供する椎弓根ポストと、椎弓根ポストに結合するアダプタと、アダプタに結合するホルダと、第2の端においてホルダのボディに回転するように結合されたナットとを含む。アダプタは、椎弓根ポストを受け取る管腔部を画定する結合部分と、結合部分の一方側に動かないように取り付けられた第1の端部と、結合部分から遠位側に位置する第2の端部とを含む中間部分と、ボルトとを含む。ボルトの近位端は、中間部分の第2の端部に回転可能に結合され、ボルトの遠位端はねじ付き継手を含む。ホルダは、ボディと、ボディから延びる2つのアームとを有する。ボディは、第1および第2の端部を有し、ボディを通って第1の端部から第2の端部まで延びる中心管腔部を画定する。中心管腔部は第1の端部でボルトを受け取る。ボルトは第2の端部を通って延びる。2つのアームは、ロッドを固定する上シートおよび下シートを画定する。ナットは、ボルトのねじ付き端を受け取るねじ付き管腔部を画定する。マルチポイント整列システムは、それぞれの椎弓根アセンブリのそれぞれのホルダに結合される。] [0061] 追加の実施形態では、少なくとも2つの椎骨を整列させる方法が、患者に埋め込まれた椎弓根ねじに椎弓根ポストを取り付けるステップと、椎弓根ポストにアダプタを固定するステップとを含む。アダプタは、椎弓根ポストを受け取る管腔部を画定する結合部分と、結合部分の一方側に動かないように取り付けられた第1の端部と、結合部分から遠位側に位置する第2の端部とを含む中間部分と、ボルトとを含む。ボルトの近位端は、中間部分の第2の端部に回転可能に結合され、ボルトの遠位端はねじ付き継手を含む。この方法はさらに、アダプタにホルダを固定するステップを含む。ホルダは、ボディと、ボディから延びる2つのアームとを有する。ボディは、第1および第2の端部を有し、ボディを通って第1の端部から第2の端部まで延びる中心管腔部を画定する。中心管腔部は第1の端部でボルトを受け取る。ボルトは第2の端部を通って延びる。2つのアームは、冠状ロッドを固定する上シートおよび下シートを画定する。この方法はさらに、ホルダに、マルチポイント整列システムの冠状ロッドを固定するステップを含む。] [0062] なお、上記の概説または例に記載された操作の全てが必要というわけではないこと、特定の操作の一部が不要な場合があること、および、記載された操作に加えて、1つまたは複数の別の操作を実行することができることに留意されたい。さらに、操作が記載された順序は必ずしもそれらの操作が実行される順序ではない。] [0063] 以上の明細では、特定の実施形態に関して本発明の概念を説明した。しかしながら、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱しないさまざまな修正および変更を実施することができることを、当業者は理解する。したがって、本明細書および添付図面は、限定的なものではなく、例示的なものとみなされ、このような修正は全て、本発明の範囲に含まれることが意図されている。] [0064] 本明細書で使用されるとき、用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」またはこれらの他の異型は、非排他的包含をカバーすることが意図されている。例えば、記載された複数の特徴を含むプロセス、方法、物品または装置は、必ずしもそれらの特徴だけに限定されず、明示されていない他の特徴、あるいはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の他の特徴を含むことがある。また、そうではないと明示されない限り、「または」は、包含的な「または」を指し、排他的な「または」を意味しない。例えば、条件「AまたはB」は、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真(または存在し)、Bが偽(または存在しない);Aが偽(または存在せず)、Bが真(または存在する);AとBがともに真(または存在する)。] [0065] また、「a」または「an」の使用は、本明細書に記載された要素および構成要素を記述するために使用される。これらの使用は、単に便宜上であり、本発明の範囲の一般的な意味を与えるためである。この記述は、1つまたは少なくとも1つを含むと読まれるべきであり、そうでないことが明らかでない限り、単数は複数も含む。] [0066] 以上に、特定の実施形態に関して、利益、その他の利点、および課題に対する解決策を記載した。しかしながら、これらの利益、利点および課題に対する解決策、ならびに利益、利点または解決策をもたらし、利益、利点または解決策をより顕著にする任意の特徴は、任意のまたは全ての特許請求項の重要な、必須のまたは不可欠な特徴と解釈されるべきではない。] [0067] 本明細書を読んだ後、当業者は、明瞭にするために本明細書において別個の実施形態の文脈の中で記述されたある種の特徴を、単一の実施形態において組み合わせて使用することもできることを理解するであろう。反対に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈の中で記述されたさまざまな特徴を、別々に、またはより下位の組合せで使用することもできる。また、範囲として明示された値は、その範囲内の全ての値を含む。]
权利要求:
請求項1 椎弓根ポストを受け取る管腔部を画定する結合部分と、前記結合部分の一方側に動かないように取り付けられた第1の端部と、前記結合部分から遠位側に位置する第2の端部とを含む中間部分と、近位端が、前記中間部分の前記第2の端部に回転可能に結合され、遠位端がコネクタを含むボルトとを備えるアダプタ。 請求項2 前記コネクタがねじ付きコネクタである、請求項1に記載のアダプタ。 請求項3 前記結合部分の前記管腔部が中心軸を有し、前記中間部分が、前記結合部分から、前記中心軸に実質的に平行に延びる、請求項1に記載のアダプタ。 請求項4 前記結合部分の前記管腔部が非円形断面を有する、請求項1に記載のアダプタ。 請求項5 前記椎弓根ポストに結合されたときに、前記結合部分が、前記椎弓根ポストに対する前記結合部分の軸方向運動および回転運動を妨げる、請求項1に記載のアダプタ。 請求項6 前記椎弓根ポストが前記結合部分の前記管腔部内にあるときに、前記椎弓根ポストとリリース可能に係合するリリースタブをさらに備える、請求項1に記載のアダプタ。 請求項7 ボディと、前記ボディから延びる2つのアームとを有するホルダであり、前記ボディが、第1および第2の端部を有し、前記ボディを通って前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる中心管腔部を画定し、前記中心管腔部が、第1の端部で前記ボルトを受け取り、前記ボルトが、前記第2の端部を通って延び、前記2つのアームが、冠状ロッドを固定する上シートおよび下シートを画定する、ホルダと、前記第2の端部においてボディに結合された第2のコネクタであり、前記ボルトの前記コネクタを受け取る管腔部を画定する第2のコネクタとをさらに備える、請求項1に記載のアダプタ。 請求項8 脊柱整列システムであって、該脊柱整列システムは複数の椎弓根アセンブリを含み、該複数の椎弓根アセンブリの各椎弓根アセンブリが、−椎骨の椎弓根と係合する椎弓根ねじと、−前記椎弓根ねじに結合し、前記椎骨に機械的トルクを提供する椎弓根ポストと、−前記椎弓根ポストに結合するアダプタであり、前記椎弓根ポストを受け取る管腔部を画定する結合部分と、前記結合部分の一方側に動かないように取り付けられた第1の端部と、前記結合部分から遠位側に位置する第2の端部とを含む中間部分と、近位端が、前記中間部分の前記第2の端部に回転可能に結合され、遠位端がねじ付き継手を含むボルトと、を含むアダプタと、−前記アダプタに結合するホルダであり、ボディと、前記ボディから延びる2つのアームとを有し、前記ボディが、第1および第2の端部を有し、前記ボディを通って前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる中心管腔部を画定し、前記中心管腔部が、第1の端部で前記ボルトを受け取り、前記ボルトが、前記第2の端部を通って延び、前記2つのアームが、ロッドを固定する上シートおよび下シートを画定する、ホルダと、−前記第2の端部において回転するようにボディに結合されたナットであり、前記ボルトの前記ねじ付き継手を受け取るねじ付き管腔部を画定するナットとをそれぞれが備えており、該脊柱整列システムはさらに、各椎弓根アセンブリの各ホルダに結合するマルチポイント整列システムを含む、脊柱整列システム。 請求項9 前記マルチポイント整列システムが、ハンドルを有する冠状ロッドと、スロットと、前記冠状ロッドに接続するように構成されたコネクタとを含む共面ロッドと、前記共面ロッドの前記スロットに滑動可能にはまるように構成された第1および第2の横断ロッドとを含む、請求項8に記載の脊柱整列システム。 請求項10 前記結合部分の前記管腔部が中心軸を有し、前記中間部分が、前記結合部分から、前記中心軸に実質的に平行に延びる、請求項8に記載の脊柱整列システム。 請求項11 前記結合部分の前記管腔部が非円形断面を有する、請求項8に記載の脊柱整列システム。 請求項12 前記結合部分が、前記椎弓根ポストに対する前記結合部分の軸方向運動および回転運動を妨げる、請求項8に記載の脊柱整列システム。 請求項13 前記アダプタがさらに、前記椎弓根ポストとリリース可能に係合するリリースタブを備える、請求項8に記載の脊柱整列システム。 請求項14 前記ボルトの前記ねじ付き継手に前記ナットを締め付けるのに応答して、前記ホルダの前記2つのアームが一緒に移動する、請求項8に記載の脊柱整列システム。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 US20190365425A1|2019-12-05|Systems and Methods for Correcting Spinal Deformities US10098666B2|2018-10-16|Minimally invasive spinal fixation system including vertebral alignment features US10105166B2|2018-10-23|Spinal rod link reducer USRE48250E1|2020-10-13|Rod reducer, compressor, distractor system US10433876B2|2019-10-08|Pedicle screw having a removable rod coupling US10426525B2|2019-10-01|Devices and methods for monoaxial screw conversion US10245087B2|2019-04-02|Systems and methods for fusing a sacroiliac joint and anchoring an orthopedic appliance US9468472B2|2016-10-18|Transverse rod connector AU2017276248B2|2018-07-19|Surgical connectors and instrumentation US10426538B2|2019-10-01|Instruments and methods for adjusting separation distance of vertebral bodies with a minimally invasive spinal stabilization procedure US9439684B2|2016-09-13|Percutaneous modular head-to-head cross connector US8608780B2|2013-12-17|MIS crosslink apparatus and methods for spinal implant US9642650B2|2017-05-09|Method for placement of a pedicle screw and rod system US8512381B2|2013-08-20|Stabilization system and method US9204908B2|2015-12-08|Segmental orthopedic device for spinal elongation and for treatment of scoliosis US8277453B2|2012-10-02|Instruments and systems for vertebral column manipulation US7670358B2|2010-03-02|System and method for aligning vertebrae in the amelioration of aberrant spinal column deviation conditions US8303595B2|2012-11-06|Rod reduction device EP2373238B1|2013-09-25|Rod reducer apparatus for spinal corrective surgery EP0611116B1|1996-07-17|Spinal column retaining apparatus EP2265202B1|2012-08-29|Bone fixation element with reduction tabs US9480502B2|2016-11-01|Expansion interspinous fixation device and method JP4708794B2|2011-06-22|脊椎に外科処置を施すための伸延及び牽引システム ES2434821T3|2013-12-17|Implante de estabilización vertebral US5360431A|1994-11-01|Transpedicular screw system and method of use
同族专利:
公开号 | 公开日 AU2009215020A1|2009-08-20| US20090204159A1|2009-08-13| EP2252225A1|2010-11-24| WO2009102656A1|2009-08-20| US8221426B2|2012-07-17| CN102065784A|2011-05-18|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|